マンションリフォーム 中古物件をスケルトンにしてフルリノベ

築40年以上の古い中古マンションを購入して、設計士と共にフルリノベを行う軌跡。 中古マンションの購入から引越しまで2ヵ月半の間にリノベーション会社を使わずに解体、配管移動を行い全く新しい間取りへとリノベを行っていく記録です。

結露対策 リノベ時にできること

先日設計士から「結構結露がでてるね」と連絡がありました。

そして、↓の写真が送られてきました。


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これ、かなりの結露具合ですよね。窓よりもアルミサッシ部分の結露がひどい様です。

この時、丁度下地のコンクリートを敷き詰めた後で、翌日はちらほら東京でも朝に雪が降った寒さでした。どうやら、そのコンクリートの水分が結露したようです。 実際に人が生活した場合に室内で発生する水分と、今回結露が発生した環境であるコンクリートの下地の水分と、どの程度差がでるのかは不明ですが、確実に結露が発生しやすい住居であることが判明しました。

 

リノベ途中のいまの段階でできることはないのか、設計士に相談したところ、いくつかの対応策があげられるとのこと。

 

結露は簡単にいうと、室内の暖かい空気が冷えた窓に接した時に急激に冷やされ、空気の水分が水滴となる状態をいいます。

 

まず最初は、窓の交換。窓を複層ガラスにし、断熱効果をあげることができます。複層により、外からの冷気と室内の暖かい空気が直接接することを妨げるため、室内の暖かい空気が急激に冷やされることを防ぐ効果があります。

他に、現在のアルミサッシの内側に樹脂のサッシを加える二重サッシにするという方法もあります。

また、家の壁に断熱材をしっかりいれてもらうことも重要だということです。

 

これらは今後発生するであろう、結露との戦いを最小限に留められるのであればと、コスト増でも導入をお願いしたいと、設計士に伝えました。

とりあえず壁の断熱材はしっかりと設置しているとのことでした。

が、しかし、窓とサッシの結露対策について、我が家のマンションでは、サッシや窓は共有部分と定義されており、交換にはマンション理事会の承認が必要とのことでした。

またサッシは7年ほど前に交換されているとのことでした。

結果、理事会の承認手続きを今から行うこと、加えて引っ越し予定の3月末には結露シーズン終わっていることを考え、今回は樹脂の二重サッシの見積もりだけを取っておいてもらうことにしました。

 

来年の結露シーズンに住んでみて、どの程度結露が発生するかその様子をみて、樹脂の二重サッシを設置するか決めることにしました。

マンションによっては簡単に窓サッシのの交換ができないので、早めの確認が必要です。

 

エコカラットも湿度調整効果が期待できますが、窓やサッシで対策をたてるほうが効果は高いようです。

 

そうそう、先日ハニカムスクリーン設置の話をしましたが、ネットの口コミではハニカムは結露が出やすい、らしいです。これはハニカム効果でスクリーンの部屋側と外気があたる窓側の温度差が高まることと、スクリーンの下部のスクリーンから風が入るため、より結露が出やすい環境を作ってしまうことが原因の様です。

そのため、予定を変更し、ハニカムスクリーンはレース効果のあるダブルをやめて、シングルにし、窓側の急激な温度差と風侵入対策として、床スレスレのレースカーテンを一枚つけて、結露を防ごうと思っています。