マンションリフォーム 中古物件をスケルトンにしてフルリノベ

築40年以上の古い中古マンションを購入して、設計士と共にフルリノベを行う軌跡。 中古マンションの購入から引越しまで2ヵ月半の間にリノベーション会社を使わずに解体、配管移動を行い全く新しい間取りへとリノベを行っていく記録です。

無垢材 床暖房対応フローリング

前回の壁紙に続いて今回は床材の話。床材って値段もするので悩みます。床暖房仕様の無垢材の選び方を書いてます。

 

当初はリビングダイニング/廊下/ゲストルーム/子供部屋は全て無垢、主寝室とWICは敷きこみカーペットにしようと思ってました。リビングダイニングは床暖房ありです。

 

なにせ、「それは高くなります!」ってアドバイスしてくれる人いませんから、理想の床材を好き勝手に決めてきました。

カーペットは足の踏み具合がフカフカで、色は薄いグレーなものにこだわった結果、日本のメーカーでは満足出来ずVORWERKというドイツのカーペットメーカーのものを入れる予定でした。

このメーカー、カーペットのフカフカ具合も丁度良く、何より色の種類が豊富で本当に素敵でした。

が、しかし最終的にあがってきた設計士の見積りをみると、床材がめちゃめちゃ高い!泣く泣くリビングダイニング以外は全て安いフローリングに変更となりました。カーペットの寝室、憧れてたのに😢。

それでも、リビングダイニングだけは無垢材床暖房を死守しました。

 

実は引き渡しまで、今日でおよそあと1.5か月なのですが、未だに無垢材決まっておらず、サンプル取り寄せ中です。

色が薄い、あまり模様が目立ない木材を希望していて、メープルがぴったりなのですが、床暖房仕様でのメープル材があまりないようで、まだ材料確保できてません。

間に合うのか、本当に不安。。

というか、この希望2ヶ月前から伝えていたのに、昨日設計士から送られてきたサンプルが、メープルの複合フローリングで、今朝、無垢材じゃないけど。。とクレームいれました。だって、他床材全部諦めてまでも、リビングダイニングは無垢って決めたのに、散々サンプル渡すのを待たせた挙げ句に、複合フローリング渡してくるって。。。もう力が抜けましたよ。使ってる業者が無垢材のメープル床暖房対応品を扱ってないって、だったらもっと早く他業者をあたって欲しかったです。私がネットで探してきた業者を設計士に紹介しましたよ。トホホ。

 

と、ここまで今朝書いた記事なのですが、それから先程までの夕方に無垢材フローリング専門のショールームに行って来ました。

そこで色々勉強してきました!

 

メープルは値段が上がってきており、どこの業者も在庫は少なめ。

 

そして、床暖房と無垢材の組み合わせはそもそも良くない。←これ、設計士からは聞いてませんでした。

もし床暖房と組み合わせるなら、幅が75ミリ以下の無垢材、もしくは、無垢材を表面に張り付けた複合フローリングのどちらかとするのがベスト。

 

そもそも無垢材は木なので湿気や温度の変化で伸縮します。無垢材は、特に床暖房を使ってない時期に湿気を吸って膨張します。そうすると無垢材同士隣り合っている木材がお互い押し合う、「突き上げ」という現象が稀ですが起きる可能性があります。90ミリの幅の無垢材の方が、木のスペースが75ミリ幅よりも多いことから隣の無垢材を押す力が強くなり、この突き上げという現象が起きてしまう可能性が高くなります。

 

幅が広い無垢材の方が木っぽい感じがより楽しめると思い、90ミリ幅の床暖房対応無垢材を希望していましたが、殆どのメーカーは上記の現象が起こる可能性が高くなるため、メーカー保証をしてくれません。大体は75ミリ以下だと思います。←これも設計士から聞いてない。

75ミリと90ミリ幅の違い↓

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複合フローリングも大きいサンプルをみてきました。床に張り付けたら恐らく複合フローリングも無垢材も見た目全然違いがわかりません。

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でも、手をあててみると暖かみが違います。

複合フローリングはヒヤッとします。床暖房いれるからいいんじゃないと思われるかも知れませんが、春先や秋口の床暖房未使用時はこの差は大きいと思います。

 

もう、床暖やめて普通の無垢材にしたいところですが、床暖仕様で既に工事が進んでいるようなので、もう取り止めは難しい。

なので、75ミリ幅のメープル無垢材を設計士に探してきてもらい、そのサンプルを待っています。時間がないので、ほぼこれで確定だと思います。

 

他に、もうひとつショールームでお話を聞いて、今日設計士にプラン変更をお願いしたことがあります。それは冒頭にも書きましたが、玄関、廊下の床材をコストカットのため、安いフローリングに変更したものを再度、リビングダイニングと同じ無垢材を使うことにしたこと。

玄関、廊下と続いて仕切りのドアを挟んでリビングダイニングへと続く間取りなのですが、最初は安いフローリングの同じ色を使ったとしても、リビングダイニングの無垢材は年月を重ねると色が変わってきます。対してフローリングは無垢材程は経年変化しません。そのため、年月が経つにつれ廊下とリビングダイニングの床材に大きな違和感が生まれます。あまりそこまで深刻に考えていなかったのですが、ショールームの方に経年変化したメープル材をみせてもらって、改めて実感。。ここはコストがかかっても揃えて無垢材にした方が後々後悔がないと言われて納得。

 

本当は今日はその他、キッチンや水回りの床材のお話もしたかったのですが、無垢材の計画変更のお話で力尽きました。

そのお話はまた明日。